ご依頼内容(ご要望)
今回のご依頼は、企業のオフサイトミーティングの一環として、社員の皆さまに「特別な体験」を提供するプログラムの一つとして、マインドフルネス瞑想を学んでみたいというものでした。
参加者の皆さまは、日々多忙で、思考をフル回転させながら仕事に取り組んでいる方々ばかり。メンタル的に疲れ切っているわけではなく、むしろ精力的で活発な雰囲気がありつつも、「脳を休める」ことでスッキリし、集中力を高め、より業務に取り組みやすくする方法を学びたいというニーズもありました。
また、プログラムは日本語と英語の両方で実施し、グローバルな環境でも理解しやすい形で提供することが求められました。
プログラムコンテンツ
マインドフルネスの理解を深めるため、理論と実践をバランスよく組み合わせながら進めることで、飽きることなく学べるよう工夫しました。
◼️ 理論編
マインドフルネスとは? その歴史や背景
瞑想の種類と、それぞれの特徴
科学的に実証されている瞑想の効果(健康・能力向上・EQの向上など)
「脳を休める」とはどういうことか? 脳科学の視点からの解説
◼️ 実践編
静坐瞑想:座った状態で呼吸に意識を向ける基本的な瞑想
カウンティング瞑想:数を数えながら行う集中力強化の瞑想
歩く瞑想:動きながら意識を整える日常でも手軽に実践できる瞑想
また、実践の後には必ず「Inquiry」(振り返りの対話)の時間を設け、気づきを深め、内省を助ける時間を取りました。この時間は、発言者だけでなく、聞いている人にとっても重要な学びの機会となり、新たな視点を得るきっかけになるという手法です。
プログラムを終えて
今回の研修は、結婚式場としても利用されるほど美しく整ったホテルの会場で実施されました。静かで落ち着いた環境の中、参加者の皆さまも自然と集中しやすい雰囲気に包まれました。
全体を通して、なごやかで明るい空気感があり、参加者の皆さまもリラックスしながら真剣に取り組まれていたのが印象的でした。特に「Inquiry」の時間では、積極的に発言をして頂き、質問に言葉を当てる事により生まれる気づきが、沢山引き出されていった事が印象に残っています。職場の心理的安全性がしっかりと確保されていることが感じられ、安心して発言できる環境が整っているからゆえに、なおさら内省が深まっていった感じがしました。
また、実践を通じて「マインドフルネスを体験すること」そのものが新鮮な気づきを生み出していたように思います。瞑想の効果を体感することで、日々の業務の中で「脳を休める」ことの重要性を認識し、それを日常に取り入れるきっかけになったのではないかと感じています。
このような機会を頂いて本当にありがとうございました。今後も、働く方々のパフォーマンス向上とウェルビーイングに貢献できるように、日々邁進してまいります。
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